YOMIKIKASE育児紀行
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やまんばあさんの本ランキング

やまんばあさんランキング

大好きな冨安陽子さんの作品

大好きな冨安陽子さんの「やまんばあさん」のシリーズ本を読んでみました。
冨安陽子さんは「小さなスズナ姫」シリーズの時からお世話になっており大好きな作家の1人です。

大好きな「小さなスズナ姫」

「小さなスズナ姫」は私の好きな本ランキング10位には入るので、彼女の「やまんばあさん」シリーズは読む前から気合が入り楽しみでワクワクしていました。

全部で5巻

やまんばあさんシリーズは全部で5巻あります。
1巻から順に読んでいくのがいいのでしょうが、図書館でその時あった本を次から次へと借りてくるので、バラバラに読んでいました。

ご参考までに、順番に読みたい方は、この通りに読んでみてください。
順序良く読み進めるのはお勧めです。

①ドングリ山のやまんばあさん
②やまんばあさん海へ行く
③やまんばあさんの大運動会
④やまんばあさんのむかしむかし
⑤やまんばあさんとなかまたち

一冊読み終わるのに約2時間

やまんばあさんシリーズとの出会いはたまたま図書館で見つけたからでした。
大島妙子さんの絵が印象的で可愛らしく、直ぐに読んでみたいと思ったのです。
そこで、我が家は巻の順番に関係なく、たまたま手にした最終巻から読みはじめ、それから1巻を読んだりと、なんだか巻がぐちゃぐちゃに読んだ感じです。

子供の笑いが大きかった順にランキングしてみました!

1位:やまんばあさんの大運動会
2位:やまんばあさんとなかまたち
3位:どんぐり山のやまんばあさん
4位:やまんばあさんのむかしむかし

1位 やまんばあさんの大運動会

子供受けがめちゃくちゃよかった作品です

この本を読んでいて、ほぼ半分くらい息子は笑いっぱなしでした!
私は必死で読んでいたので、笑うどころではなかったのですが、こんなに笑える本なの?と逆にびっくりして読み聞かせていました。
子供の笑うツボって分からないわ~苦笑

トモザウルスママ
トモザウルスママ
トモザウルスはずっと笑って聞いていました

この作品は、やまんばあさんが、かしまし小学校の校長先生から町内会の運動会に誘われるんです。それで、やまんばあさんは喜び勇んで運動会に参加します。

その間、人違いされておめかしされたりと何かしら騒動があるのです。
そういった、人間同士の勘違いだとか、運動会のハプニングは子供にとっては偉く面白おかしいかったみたいで、息子はゲラゲラとずっと笑っていました。

正直、なんでここまで息子が笑うのかは不思議でした。
私の笑うツボにはこない、、、、、、涙
やはり、年だからでしょうか?

な~んて、余計な事を考えてしまいましたが、子供受けが一番良かった本であります。
子供を笑わせたい時、元気が欲しい時は、この本をお勧めします。

余談ですが、この作新は3章から成り立っているのですが、1章、2章がどっと笑えて、3章では子供受けはあまりしませんでした。少しでもご参考になれば幸いです。

私はどちらかというと、3章が面白かったんですけどね!

やはり、子供とは感性が違うので、勉強になりました。

2位 やまんばあさん海へ行く

この本は「やまんばあさんの大運動会」の次に子供受けが良かったので第2位にしました。

この本は第3章から成り立っていて、私はタイトルの「やまんばあさん海へ行く」(第1章)より、第2章、「やまんばあさん学校へ行く」第3章の「やまんばあさんのクリスマス」の方が面白かったです。なぜかと言うと、子供達とのふれあいが主に描かれていて、子供にとっては身近な話に感じられたみたいです。
そのため、このお話を読み聞かせていたら、にこやかに聞き入ってくれました。

「やまんばあさんのクリスマス」は「やまんばあさん学校へ行く」の続きのような感じで、一緒に通して読んでみると、なおの事面白いと感じると思います。

私は「やまんばあさん学校へ行く」でやまんばあさんの宝物が紹介されているんですが、その中の一つに「天狗のうちわ」が入っているんです。そこが大変興味深く、物語にもしっかいr登場しているので是非とも読んでみてください。

絶対子供受けがよいですよ🎵

3位 やまんばあさんとなかまたち

この本はやまんばあさんの同窓会の話です。
ある日、やまんばあさんは夢で「富士山で寺小屋大樹開塾同窓会がある」聞き、そのお告げに導かれ290年ぶりに同級生に会いにいくことになりました。
とっても面白いお話で笑えます。

寺小屋大樹開塾の5人の同級生が個性豊かで強烈😍

やまんばあさんには5人の同級生がいるのですが、メンバーのキャラクターが個性的で面白いのです。こんな強烈なクラスメートがいるとはただものではないですよね。

①天狗の八天坊(はってんぼうと読む)
②河童のカワタロウ
③キツネのコンザエモン
④雪ん子の雪ちゃん(雪女)
⑤宇宙人のかぐやくん (外見はクラゲみたい)

メンバー6人の宝物が凄い

大樹開塾のお別れの際、皆はそれぞれの宝物をつづらに入れて埋めたのです。そして、290年経ったら開けようと約束して!
その宝物がこれまた凄いんですよ!

①天狗の八天坊(はってんぼうと読む)
宝物:天狗の葉うちわ
②河童のカワタロウ
宝物:河童の傷薬 どんなけがでも治る傷薬
③キツネのコンザエモン
宝物:ピカピカに光る石
④雪ん子の雪ちゃん(雪女)
宝物:氷の扇子
⑤宇宙人のかぐやくん (外見はクラゲみたい)
宝物:ウェザーキューブ (四角いサイコロ型の天気操作装置で、自由に雨を降らせたり止めたりできる)

主人公の「やまんばあさん」は「やまんばの錦」を入れたんです。
金ぴかの着物の反物で、切っても切ってもなくならない。

この話を聞いて、やまんばは錦が宝物だって初めて知りました。

皆様、やまんばの宝物って知ってました?
私はてっきり怖い妖怪で何も持っていないとしか思っていましたが、実は、切っても切れない黄金の着物の反物を持っていただなんて驚きでした。

息子が8歳になるまで5000冊以上もの絵本を読んでいたのですが、知らなかったのです!

これを知った時、意外とショックでした。だって、知らなかったからです。

日本昔話はしっかり読んだつもりだったのですが、あくまで「読んだつもり」がいけなかったかもしれません。それか、ただたんに忘れたか!ですよね~。😅

キツネのコンザエモン以外、皆優しい

この話では同級生のキツネが人をだますというか、一緒に勉強していた時から問題児だったのですが、やはり今でも問題児でして、最後は喧嘩してしまうのですが!
その他のクラスメートが寛容でキツネを許してあげて、仲直りするのです。
そこが凄いな~と思いました。
私からしてみれば、キツネの犯した罪は結構許されがたいものなのですが、、、、

友情の物語として捉えると一読する価値はありますよ。

4位 ドングリ山のやまんばあさん

この本はやまんばあさんがいつでもどこでもプラス思考で驚きました。
やまんばあさんが良かれと思ってでた行動が人間を異常に怖がらせたり、混乱させたりする場面があるのですが、やまんばあさんはお構いなし!それに、混乱させてしまう理由がちっと理解できないのです。

それに、やまんばあさんには悩むと言うことがないのです。
やまんばあさんはどこまでも前向きでプラス思考、究極のマイペース屋さんなのです。

やまんばあさんは296歳で、人間年と取ると一目を気にしなくなるのでしょうか?
人生、生きるのに鈍感になるのかもしれませんね。

そんなやまんばあさんから学ぶべきことは沢山あると思いました。

やまんばあさんは1人暮らしですが、たくましく生きています。
森の動物達とも仲良しで、生活にも文化があり、豊かに生きて生活を楽しんでいる雰囲気があります。

この本は3時間もあれば、あっという間に読めてしまう一冊ではあり、読んだ後は、なんだかすっきりした気分になります。

正直、特に印象に残った場面はあまりないのですが、後味が良い絵本である事は間違いなしです!!!

5位 やまんばあさんのむかしむかし

昔話をどんぐり山の仲間たちに話す😍

この本ではドングリ山のやまんばあさんが仲間たち(どんぐり山の動物達)に自分が体験した昔話を聞かせるのですが、これが日本昔話に出てくる話と被るのです。

例えば、作品中に栗太郎が登場するのですが、桃太郎の話と内容が被り、私的にはあまり刺激的がありませんでした。しかし、いかにも、やまんばあさんらしく、彼女自身も鬼ヶ島へ行き、鬼と相撲をとり、仲良くなって帰ってくるというストーリーで笑えました。

その後にも、彼女の話には「雪女」とか、「浦島太郎」などを思わせる内容も出てきます。

全体的には、日本昔話にでてくる話を少しユニークに変えて、「やまんばあさん体験記」として書いているので、私としてはちょっと物足りなかった印象です。

しかしながら、8歳の息子はニコニコ笑いながら話を熱心に聞いてくれて、彼にとっては面白い作品であったことに違いはありません。

そう考えると、子供に読み聞かせたい児童書です。

まとめ

冨安陽子さんの作品で1番のお勧めは「小さなスズナ姫」シリーズですが、「やまんばあさん」のシリーズの本もやはり読みやすくお勧めします。ちなみに、やまんばあさんシリーズですが、小学3年生の推薦図書でもあります。ご参考までにどうぞ読んでみてください。

ABOUT ME
トモザウルスママ
息子が8歳になるまで5000冊以上の絵本を読み聞かせてきました。年間約700冊の絵本を図書館から借りて来て日々読んでいます。大好きな作品は斎藤洋さんの「なん者・にん者・ぬん者」😍川端誠さんの「風来坊」那須正幹さんの「ズッコケ三人組」そしてセルマ・ラーゲルレーフが執筆した「ニルスのふしぎな旅」です✨ 天才だと思う童話作家は宮沢賢治とメーテルリンクです! 「注文の多い料理店」と「青い鳥」は親子で読んで大感動しました。

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